平成19年度独立行政法人福祉医療機構 「長寿・子育て・障害者基金」助成事業 “パソコンによるニートと高齢者の交流事業”

◎この助成事業は、現在社会問題化しているニート(若年無業者)の若者と情報弱者になっている高齢者に対してITを活用して交流してもらい、ニートの若者には働く意義と意欲を、高齢者には介護予防と情報格差解消を目的にした事業です。
◎事業内容は、ニートとジョブコーチ(ニートのサポーター)が、ディサービスセンターで高齢者にパソコンのセミナーを開催します。そのセミナーで興味の湧いた高齢者に、ニートとジョブコーチが協力して高齢者に個人(グループ)指導をしていくものです。


第3期 中間連絡報告会
日時:平成20年119日(土)午後1時30分~午後3時30分
参加者:ジョブコーチ3名 ニート2名 
司会:当会代表 河島正幸
会場:名古屋市北区内の会議室  

中間連絡報告会の風景 中間連絡報告会の風景
第3期の途中でニートの若者とジョブコーチが集まり、各種の情報共有や問題点を話し合いました。
●議題内容●
★マウスに抵抗感があり、パソコンが面白くなくなっているのではないか?
→キーボード主体の文字入力をして、言葉という身近な内容にする
★教える側のメンバーは「教えよう!」「覚えてもらおう!」と力が入り“構えてしまっているのではないか”?
→教える側も受講者側も{義務化}せず、リラックスに心掛ける
★成果物の作品について?
→受講者にレベル差があるため、画一的な作品を作らずレベルに合った作品を作ってもらう
★予習までして講習会に望まれる受講者もいる・・感心させられた・・
★今後のセミナーの進め方・方針を相談しました。
中間連絡報告会の風景 中間連絡報告会の風景
【ニートの感想】
ジョブコーチの方々と雑談をしたりと和やかな雰囲気で講習ができて安心感がありました。ジョブコーチの方と協力して指導できて良かったと思う。
どうしてもニート仲間との会話が多かったのですが、最近はジョブコーチの方と和やかに話が出来るようになりました。受講者の方と接する時も気持ち的に余裕が出てきました。・・・
50歳代男性
ジョブコーチの方とは、講習会の準備の時間中や、終了後の片付けの時間などではコミュニケーションを取る余裕もありましたが、講習会の時間中は、高齢者の方との対応でいっぱいで、上手くコミュニケーションが取れなかったかも知れません。
今回の講習会においては、たまたまパソコン操作に苦労されている高齢者の方に当りましたので、前回までのようにコミュニケーションを余りとれなかったのが残念です。ただジョブコーチの方には、これまでのように遠慮することなく、手助けをお願いすることができるようになりました。すぐに対応して頂き、助かりました。感謝しています。
・・
・30歳代男性
【ジョブコーチの感想】
ニートの方は、高齢者の方々と笑顔で話をしている姿を見かけました。しかし、時間の制約もあり種々の話はできないのでは・・・
高齢者の方が、これから長くパソコンを続けるのはどうしたらいいのかな?・・・ 
60歳代男性
指導者の人数が少ない関係で、ニートの方との接触は殆ど無かったが、問題なく進行出来ました。
ニートの方とは、前述の如き状況でした。受講者とは同世代の方がいた為、昔の生活(戦争に関した)話にも花を咲かせ、非常に親近感を持って接することが出来ました。・・・
80歳代男性

≪今後の予定≫
・・・1月26日(土)午後1時15より 昭和区デイサービスセンター で助成事業のセミナー4回目を開催します・・・
・・・2月2日(土)午後1時15より 昭和区デイサービスセンター で助成事業のセミナー5回目を開催します・・・
・・・2月16日(土)午後1時15より 昭和区デイサービスセンター で助成事業のセミナー6回目(最終回)を開催します・・
昭和区デイサービスセンターの住所は、名古屋市昭和区御器所3-18-1 
社会福祉法人 名古屋市昭和区社会福祉協議会が運営しています
3月の予定・・・1年間の事業総括のための「事業報告書」を作成して、助成事業を完了します・・・

-TOP-