平成19年度独立行政法人福祉医療機構 「長寿・子育て・障害者基金」助成事業 “パソコンによるニートと高齢者の交流事業”

◎この助成事業は、現在社会問題化しているニート(若年無業者)の若者と情報弱者になっている高齢者に対してITを活用して交流してもらい、ニートの若者には働く意義と意欲を、高齢者には介護予防と情報格差解消を目的にした事業です。
◎事業内容は、ニートとジョブコーチ(ニートのサポーター)が、ディサービスセンターで高齢者にパソコンのセミナーを開催します。そのセミナーで興味の湧いた高齢者に、ニートとジョブコーチが協力して高齢者に個人(グループ)指導をしていくものです。

高齢者用のパソコンテキスト」作成」

①作成目的・内容
高齢者へのパソコン指導用として「パソコン基礎編」「パソコンでお絵描き編」「エクセルでお小遣い帳を作ろう編」のテキストを作成する

②構成員
ニートの若者及びジョブコーチの12名 
③講師:当会代表 河島正幸
④作成会議回数及び場所
512日・19日・26日各土曜日 午後1時半から約3時間 (名古屋市北区の会議室)
⑤配布先
訪問先の高齢者宅用6冊 ニートの若者及びジョブコーチ用12
ディサービスセンターの受講者用(15冊×3会場=45冊)その他用7冊 合計70


作成した「高齢者用のパソコンテキスト」 作成した「高齢者用のパソコンテキスト」
作成した
「高齢者用のパソコンテキスト」の表紙
作成した「高齢者用のパソコンテキスト」のページ
「高齢者用のパソコンテキスト作成」の会場風景 「高齢者用のパソコンテキスト作成」の会場風景 「高齢者用のパソコンテキスト作成」の会場風景
「高齢者用のパソコンテキスト作成」の会場風景 「高齢者用のパソコンテキスト作成」の会場風景 「高齢者用のパソコンテキスト作成」の会場風景

【ニートの感想】
余りパソコンはできないんですが、自分の知る範囲で何か押し付けようと、焦ったりイライラしたりするようです。それではいけないので、ゆっくり相手に合わせて丁寧にできたらいいと思います。 30歳代男性 高齢者の方への接し方教え方などの注意点を教わりました。実際にやってみないと分からないことも多いと思いますが、頑張りたいと思います。 30歳代男性
これまでのwindowsXPやオフィスとは、感じが変わったので戸惑いました。正直、完全に理解できたとは言い難いのですが、今回一緒にペアーを組んだジョブコーチとのコミュニケーションを通して、高齢者の方への接し方や、パソコン操作でのフォローを少し経験できたことは、良かったです。ディサービスセンターの高齢者の方は、初めての方がほとんどだと思うので、より大きな声で丁寧な姿勢で接することが必要だと思いました。 30歳代男性 ワードは、とても進化していてびっくりした。いつもあまり使わないが、色がすぐ見てわかるのは、分かり易く使ってみたいと思った。 20歳代女性
パソコンを教えるだけに限定されず、人に物事を教えるということは、教えることについての確かな知識が必要で、それだけに留まらず教える側と教えられる側の信頼関係というものが大事だと思った。人とコミュニケーションをとるのは、得意な方ではないけれども努力しようと感じた。 30歳代男性 ペイント、ワード共にそれほど詳しいわけではなかったので、新しく学習できた点も多く、有意義な時間でした。高齢者の方へパソコン指導をするためには、まだまだ足りない部分も多いので、今回作成したセミナー用のテキストを読みこんで、本番に備えたいと思います。 30歳代男性
【ジョブコーチの感想】
教えるのではなく、楽しみを見つけてもらう、興味を持ってもらう、難しくないと思ってもらうことが大事でしょうか。 60歳代男性 全くパソコンを知らない高齢者の方への指導は少々不安があります。文字入力がどうなるのでしょうか。 60歳代男性
高齢者の方への個別指導にあたり、特に言葉遣いに気を配り、楽しさを覚えて頂ける様に、進められればと存じます。 80歳代男性 パソコンは、初歩の初歩をできるだけ分かり易く示したいと思います。 50歳代男性
最新式のパソコンなので戸惑うことがありました。時間のある限り、パソコンに触れて繰り返し勉強したいと思います。 60歳代女性 Windows vistaが初めてで楽しみです。 60歳代男性

-TOP-